健康
カナダで初の鳥インフルエンザ感染例?10代患者が重体
2024-11-13
著者: 結衣
カナダで初めての鳥インフルエンザ感染
[トロント 12日 リポート] - カナダで初めて鳥インフルエンザに感染した10代の患者が、ブリティッシュコロンビア州の小児病院で重体となっている。
州保健当局のボニー・ヘンリー氏は、この日の記者会見で「感染前は健康で、基礎疾患はなかった。このウイルスは、患者にとっては進行性で重篤化する可能性があり、悪化は非常に急速だった」と述べた。
感染の詳細
ブリティッシュコロンビア州の保健当局は9日、州でカナダで初めて、10代の患者から感染した(H5N1型鳥インフルエンザウイルス)の検出が報告された。この患者は、11月12日に発症し、18日には検査を受けて入院したと報告されている。症状には、強い発熱、咳、倦怠感などがあった。
今後の対応
今後、保健当局はこのウイルスの拡散に対処するため、広範な接触者の追跡調査を行う予定である。専門家によれば、感染は特定の環境でのウイルス暴露が原因と考えられ、農場からの感染リスクが高いという。また、H5N1ウイルスは非常に感染力が強いことから、特に注意が必要だと警告されている。
人間への影響
この感染が人間に与える影響に関しては、通常は動物から人間へ感染が広がるケースが多いが、予防接種が進んでおり、一般的には人間への感染リスクは比較的低いとされている。それでも、今回の事例は専門家にとって警戒すべき変化を示唆している。このような状況が続く場合、今後の公衆衛生対策が求められるだろう。これにより、他の地域でも同様の事例が発生するリスクが高まる可能性がある。