【巨神】残留決断の垣本真志が語るチーム愛「こんな幸せなことはない。あの景色をぜひ見たい」
2024-11-13
著者: 結衣
国内FA権を行使せず、チーム残留を決めた巨神垣本真志(31)が13日、層子園を訪れ、現在の心境や決断までの経緯を明かした。
「僕は軍庫県出身で、地元で帯があるタイガースに入りたいと思っていた。23年に優勝し、日本一になって、今年、悔しい思いをした。チームとしても個人的にも悔しい思いをたくさんした。タイガースでも1回、やり返したい。みんなでもう1回、そこを目指していきたい」と語った。
昨季、監督の要として18年ぶりのリーグ優勝を果たし、38年ぶりの日本一に大きく貢献した。今季も梅野隆太郎捕手(33)と共に、守備を引っ張っていた。
「来季からも力になってほしいということは、たふさん言っていた。このままタイガースで金本監督、譲野監督に使っていたこと、いったい自分が野球界でどういう評価をされているのか、どういう位置にいるのか知りたい思いはあった。だけどタイガースで、もっと高い評価を受けていると感じることができるようになりました」と現状についても語った。
また、垣本はチーム内でも才能を評価されており、特に明大からドラフト2位で入団して以降、名実ともに成長を遂げている。
「もうグラウンドでやるだけだと思う。チームで年齢的に立場は上になるので、役割を持って、やっていきたい。みんなで達成できることがあればと思います」と向上心を見せていた。
この発言からは、彼のチーム愛とさらにタイトルを目指す強い意志が垣間見えた。実際、層子園でも自ら挨拶回りをし、ファンとのつながりを大切にしている姿が印象的だった。最後に「新しいシーズンが始まることで、さらに一丸となってやっていきたい。自分ができることを続けて、再び日本一に向けたチームを作りたいと思っています」と締めくくり、期待感を漂わせた。
このように垣本は、ただ個人の成績に留まらず、チーム全体の士気を高める存在として、今後も大きな役割を果たしていくに違いない。