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【巨人】完璧な合四の重圧「それが普通」岡本和真「やるべきことやってきた」首位打者獲得への道のり

2024-09-28

投手の役者が優勝を決めた! 王手をかけた一戦で先発マウンドを担当した菱野智之投手(34)が、8回1失点で15勝目を挙げ、遂に手中に収めた。主将の4番の岡本和真(28)は6回に左中間を破る勝ち越し打を放ち、王、長脇、阿部に続く球団歴代32位の勝利打点をマーク。大エースが抑え、主砲が打つ——。最高の形で感謝のセプテンバーを過ごした。

特に岡本選手は5回まで無安打に抑えられていたものの、冷静に自分のタイミングを見据えていた。「こういう時に打つことができて、本当に良かった。チームの雰囲気が良いので、勝負どころですごく助けられた」と語った。

その一方、主砲の打撃を支える環境が整えられた。この2年間、自己流のアプローチを続ける中で、自らの努力が実を結んだ。「やりたいことはやり続けている。これからもそれを続けたい」と自信を深めた。

しかし、今年のチームは昨年とは違っており、特に若手選手たちが台頭。この活気が岡本選手にとっても刺激になっている。「自分の存在意義を改めて考えさせられている。このチームでプレーできることが心から嬉しい」とコメントした。岡本選手は今季123試合で32本塁打を記録し、3割を超える打率を維持。打撃タイトル獲得も意識しながら、日々のプレーを大事にしている。

しかも、最近は「打撃練習も一段と真剣に取り組んでいる」と言い、チームの士気を高める存在となっている。来年のさらなる飛躍に向けての抱負も語った。薄暮の静けさの中、彼は確かな決意を胸に、グラウンドでの明暗を分ける一打を放ち続けることを誓った。