【デレード（オーストラリア）12日＝宮内隼人】巨人の秋広優人内野手（22）が、フィリーズの元コーチの目に留まり、注目を集めている。オーストラリア・ウインタリーグに参加し、12日の初打席で鮮烈なデビューを果たした。

秋広は「6番・一塁」でスタメン出場し、いきなり左中間に二塁打を放ち観客を沸かせた。続く打席でもヒットを放つなど、確実に存在感をアピール。彼のパワーと打撃技術に元コーチも驚きを隠せなかった。

「これから彼がどれだけ成長するかが楽しみだ。身体能力が高く、化け物になれる素質を持っている」と言われた秋広は、その期待に応えるべくさらに努力を重ねることを誓った。

また、オーストラリア・ウインタリーグでは今後の試合でさらに経験を積み、メジャーリーグのスカウトたちにその実力を示すチャンスとなる。日本国内ではあまり目にしないパワフルなプレースタイルが、彼にどれだけの影響を与えるのかが注目されている。

これからの活躍に期待がかかる秋広は、シーズン終了後にはアメリカで行われるメジャーキャンプへの参加も予定している。目標はもちろん、メジャーリーグでのレギュラー獲得だ。日本で培った技術を武器に、名実ともに成長して帰国する姿を多くのファンが待ち望んでいる。彼の今後の成長に、大きな期待と希望が寄せられている。