旧成田エクスプレス「名場面室」がサイコー! でも格安? "車内配送の主"と同乗した裏話を聞いた
2024-12-30
著者: 健二
成田エクスプレスの旧型車両にあたる個室が、今も長野県の温泉へ向かう特急で、なんと格安で乗れます。車内配送の「声の主」とともに乗車し、知られざる裏話を聞きました。
成田エクスプレスの「個室」料金は5分の1
旧型車両の一部には、家族やグループで貸し切ることができる豪華な個室が設けられています。今も利用できる長野電鉄(長野県)の個室にも車内配送の「声の主」と同乗し、裏話を伺いました。
長野~湯田中間(33.2km)を結ぶ長野電鉄の特急「スノーモンキー」は、JR東日本の特急「成田エクスプレス」の初代車両21253系を運行しています。3両編成で編成されています。
1991年にデビューした253系の「残り香」のようなものが、編成に1室だけある指定席個室「Spa猿~ん」です。
かつてような個室は、東武鉄道が1990年に運用を始めた特急車両100系「スパーシア」にもあり、2023年にはデビューした新型N100系「スパーシアX」に引き継がれました。一方、成田エクスプレスの個室は新型のE259系では廃止されています。
Spa猿~んの特徴
Spa猿~んは、沿線の地獄谷野猿公苑の温泉にかかるセルと、「スパーセル」を引っ掛けた名称です。最大4人が利用できる室内は、2人掛けのソファーが向き合い、電動で背もたれが倒れます。入り口にある液晶ガラスは、室内にあるスイッチを操作すると半透明になる機能も。
料金比較
成田エクスプレス時代はグリーン個室で、成田空港と東京を往来するVIPらの利用を想定していたとのこと。当時は6000円の利用料金がかかりましたが、スノーモンキーでは1200円で5分の1です。座席指定券は1人当たり300円のため、4人で乗り込めば指定席料金と同額で個室を使えるのはお得です。他に大人100円、子ども50円の特急券も必要です。
「ご乗車ありがとうございます」の声のご本人と乗った!
筆者(大栄瞳:共同通信社経済部次長)は2024年12月、この豪華個室にさわやかなVIPと同乗しました。スノーモンキーの自動車内配送を担当したフリアナウンサーフ、山本昭夫さんです。
山本さんが社内での鉄道問題などを解説するコーナーに出させていただいていた時期、担当者が2017~20年に時事問題などを解説するコーナーに出されたこともありました。鉄道ファンとしても有名な山本さんとの面会に、特急パンフレットを舐める思い出を作り、長野駅で18時に出発するスノーモンキーに乗り込んだ。
スノーモンキーの運用開始前の思い出
「スノーモンキーが2011年に運用を始めた前に、鉄道の車内配送搭載で大部分のシャワーを持つ八軌電機産業の担者が、大きな記音用機器を持って当時の従業員の仕事両に来て、7分間半かかけて還元しました。