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経済同友会・連合が年金「第3号被保険者制度」廃止要望で一致

2024-12-12

著者: 愛子

経済同友会と連合は12日、都内で幹部による協議会を開いた。会員に支えられる派遣者が保険料を納めなくても後に基礎年金を受け取れる「第3号被保険者制度」の廃止を求めることで一致した。この決定により、経済同友会の新潮流代表が「年金制度改革は5年に1度、5年後の実現を目指したい」と述べた。

連合の幹部は「社会保障制度は働き方や生き方に対して中立であるべきだ。働きたくても働けない人への配慮は福祉政策の側面で考える方が良い」と語った。協議ではこのほか、賃上げの持続や適正な賃金転嫁の推進などについても話し合われた。