静岡県、神奈川県に「記録的短時間大雨情報」(気象予報士 日直主任)

2024-11-02

著者: 芽依

静岡県、神奈川県に「記録的短時間大雨情報」

気象庁は、12月18日から50分までの1時間に、静岡県の熱海市付近と函南町付近でそれぞれ110ミリ、神奈川県の小田原市付近と湯河原町付近でそれぞれ100ミリの猛烈な雨が降ったと発表しました。

静岡県や神奈川県で猛烈な雨

静岡県東部から神奈川県、さらに山梨県にかけて活発な雨雲が広がっています。気象庁は、降雨量計による観測で、函南町柿原では114ミリの猛烈な雨、レーダーによる解析でも、12月18日50分までの1時間に、静岡県の熱海市付近と函南町付近でそれぞれ110ミリ、神奈川県の小田原市付近と湯河原町付近でそれぞれ100ミリの猛烈な雨が降ったとしています。

また、12月19日までの1時間に、真鶴町付近で100ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

大雨に伴う土砂災害や川の増水に注意

土砂災害や増水の危険のある場所にお住まいの方は、あらかじめ避難場所まで移動することが推奨されています。

記録的短時間大雨情報とは

数年に一度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析した際に、各地の気象台が発表します。基準は地域ごとに異なります。その地域において「災害の発生につながるような、到底観測しえない雨量」であることを知らせるものです。

いつ避難する? タイミングは?

土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生するため、早めの避難が重要です。高齢者や障害のある方は、安全な場所への避難を促すなど、周囲と連絡を取りながら行動してください。避難先の場所は、少しでも安全なところへ移動しましょう。

天候が荒れていくと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛ばしたりするため、避難の際の危険度が上がります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難する勇気を持ってください。早めの避難が必要です。

最新の情報(気象予報士)

静岡県で「速報目安情報」

明日3日は全国的に行楽日和 梅雨前線が北海道で雪 東京都心も気温急下降で朝は一桁 NEW!

明後日4日は雨風強まる 全国的に荒れた天気 5日からは道北中心に強い雪

関連リンク

現在地周辺の雨雲レーダー

雨量予報(予報)

発表中の警報・注意報

日本気象協会 本社

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