金利が30日の取引で過去最高値を更新した。米大統領選を控え、安全資産としての需要が高まっている。トレーダーたちは、金利上昇の手をかりとする経済指標の発表を待ち望んでいる。

金は1オンス=2789.86ドルまで上昇し、29日に記録した過去最高値を塗り替えた。30日の米国内総生産（GDP）統計発表を前に、フルーメルバのドル指標は上昇を止めた。

最近の米経済の強さが金利を押し上げ続けており、市場では利上げに関する期待が高まっているが、同時に投資家たちは経済不安定性からの避難先として金に注目している。

特に、2024年の米大統領選が近づく中で、政局の不透明感が市場に影響を及ぼす可能性がある。投資家たちは、これからの経済動向を読み解く上で、慎重になることが予想される。

投資のエキスパートによると、「政治的な不安定さに加え、金利が上昇することで、短期的には金の価格がさらに上昇する可能性がある」とのこと。これにより、金の需要が高まり、さらに値上がりが期待されている。