角田裕毅「他より5秒速かったのに…」首位を視野も赤旗直撃、終盤は一転 ”アルピーヌ防衛ポス”なく
2024-11-05
著者: 陽斗
2024年のF1サンパウロGPは週末を通じて雨に翻弄された。角田裕毅はキャリアベストの予選3番手を獲得し、レースでもエースドライバーとしての資質を証明したが、一時はリードを掴んだものの、結果的に赤旗によりすべてが覆されてしまった。
予選は当初11月2日の午後に予定されていたが、激しい雨により再三のディレイを経て、Q1は当初の予定から16時間半遅れてスタート。この予選がレースと同日に開催されるのはF1史上6回目の出来事となった。
これにより各チームは早朝4時起床を強いられた。
「エスプレッソを飲むのが日課なんですが、ゆっくりする時間がなくて、急いで飲まないといけなく、気持ちの良い朝ではありませんでした」と角田裕毅は振り返った。
「それでもレースの最初のスティントはかなり上手くいき、3番手をキープできました。その後、エキスパートリムに移行しましたが。この判断は正しかったのですが、赤旗が出ることになり、僕のレースは台無しになってしまいました」と告白した。
当時の路面はこのタイヤと非常に合っており、多分、他の車より5秒速かったと感じた。しかし、僕の前に赤旗が出されたことで、次の手が全部キャンセルされ、特にチャンスを利用することができなくなりました。
土砂降りが続いていた28周目には、物の速さが一段と向上し、各車のラップタイムは25秒近くも短縮された。
その28周目に角田は、他車がインターミディエイトタイヤを選ぶ中、フルウェットタイヤを選択。オートタイヤに交換しただけで、当時ラップを微量にリークしていたコンサバティブ・タイヤ。角田はその結果、2978周から新たに入ったセクター3で、当時ラップをリードしていたオコンより2.837秒上回った。
しかしながら、迅速に判断を変えたラストリーダーであったことから、角田はほぼ無傷で完走したが同時に、次は率直な公にする場面が出いという可能性も示唆している。
結果的に、激しい雨に見舞われたにもかかわらず、角田はまだ次につながるポテンシャルがあることを示した。2024年F1第21戦サンパウロGPでは、17番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが逆転優勝を果たし、2位にはエスティバン・オコン、3位にはピエール・ガスリーが続く。アルピーヌが仮にそれを保田しても、次はさらにもっと注目されることになるだろう。
ラスベガス市街コースを舞台にする次戦ラスベガスGPは、11月21日のフリー走行1で開幕する。