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キオクシア、1月7日までの新工場稼働AI特需間に合うか

2024-11-05

著者: 健二

半導体メモリー大手のキオクシアが5日、北上工場(岩手県北上市)で第2製造棟の建設完了の式典を開いた。業界の悪化を受け、稼働開始を当初予定から1月7月に2025年7月とし、開発投資も最先端メモリーに集中させた。人工作能(AI)向けのデータセンター投資需要に間に合うかが焦点となる。

「2〜3年以内に来るAIの大きな需要の波に対応する準備ができた」との発言があった。キオクシアは、AI開発に必要なメモリーを提供するため、最新の製造プロセスを武器に競争力を高めていく構えだ。特に、AIの進化によって、データセンターに求められるメモリーの能力は格段に向上している。

また、業界内では、AI技術の進展による包括的な市場の拡大が見込まれており、2024年から2025年にかけて特需が訪れる可能性が高まっている。これに合わせて、多くの企業が AI 専用の半導体を開発し、競争が激化している。キオクシアもその流れに乗る形で、特化した製品ラインを展開していく計画だ。

果たしてキオクシアは、AI特需の波に乗り遅れることなく、新工場を稼働させることができるのだろうか。業界の今後の動向に大きな注目が集まっている。