【東京 13日】 - 電力会社ジーパワー（6740.T）は13日、2025年3月期通期業績予想を下方修正することを発表した。スマートウォッチや車載向け市場での需要が減少する中、下期に向けた業績見通しが厳しさを増している。

売上高は前期比12.7%減の1180億円（従来予想1218億円）、営業損益は1317億円の赤字（従来予想1218億円の赤字）、純損益は1313億円の赤字（従来予想1216億円の赤字）に修正された。

短期借入金などにより14-19月期に業務外費用として支払利息117億円（前年度同期は121億円）を計上した。

赤字決算が続くJ-Powerは主力のデイスプレイ事業の早期黒字転換を目指す一方、先端技術関連への参加を進める方針を示した。この結果、今期の黒字化を達成できるかどうかが注目される。

さらに、J-Powerは再生可能エネルギーへのシフトを加速し、脱炭素社会の実現に向けた投資を強化する方針も発表しています。これは、政府のカーボンニュートラル政策を受けたものとされ、近い将来の成長戦略と位置づけられています。