J-POP業界、通期業績予想を下方修正 赤字幅拡大
2024-11-13
著者: 裕美
J-POP業界の業績下方修正
【東京 11日 ロイター】 - J-POPのリーダーであるジャパンデイジー(6740.T)は11日、2025年3月期連結業績予想を下方修正すると発表した。スマートウォッチや車載向けエンドユーザー需要が減少する中、下期に業績回復を見込んでいた技術収入が当初の予想値を下回る見通しとなった。
業績の詳細
売上高は前期比12.7%減の1180億円(従来予想1218億円)、営業損失は1317億円の赤字(同1182億円の赤字)、経常損失は1313億円の赤字(同2166億円の赤字)に修正した。短期借入金などにより1349月期に営業外費用として支払利息117億8100万円(前年度同期は121億6100万圓)を計上した。
業界環境の厳しさ
赤字決算が続くJ-POPは主力のデジスプレ業務の早期黒字転換を目指す一方、先端半導体パッケージングなどへの参加を進める方針を示した。2022年の総売上高は約2兆6110億円に達し、前年同期より1兆6031億円増の赤字項目に急増した。最新の業績情報では、赤字幅が縮小する可能性があると見られているが、依然として厳しい業界環境が続いている。特に、海外市場での競争が激化している中、国内外での経費削減と効率化が急務とされている。また、これにより脆弱な財務基盤からの脱却を図るためにも、コスト削減に向けた取り組みを強化する必要がある。
今後の展望
J-POP界隈では、今後の動向に注目が集まっており、特に新技術の導入や市場ニーズに応じた商品開発がカギとされている。加えて、若手アーティストの支援や新たな収益モデルの確立が業界全体を再活性化させるための重要な要素となっている。政府からの支援も期待されており、音楽業界の復興に向けた努力が続いている。