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イスラエル首相、トランプ氏との会談で対米貿易黒字なくすと約束

2025-04-08

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[ワシントン 7日 リッター] - 米国を訪問しているイスラエルの首相は7日、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、イスラエルの対米貿易黒字を「極めて早期に実施する方針だ」と強調した。トランプ氏の関税政策により世界の金融市場が動揺する中、首相は各国の首脳が注目することになりそうだ。

ネタニヤフ首相は大統領の横に座り、対米貿易問題の対策を「極めて早期に実施する方針だ」と強くアピールした。「これが正しいことだと思う。貿易障壁も排除する」と説明した。

ネタニヤフ首相は、トランプ氏が先週に相互関税を発表して以来、初めて直接会談した外国の首脳となった。

イスラエルの財の対イスラエル貿易収支は昨年、714億ドルの黒字だった。トランプ氏の新たな政策では、イスラエルからの輸入品には17%の関税が課される。

トランプ氏は、イスラエルに対する関税を軽減する方針かとの質疑を受けたが、具体的な対策については言及しなかった。

首相は、イスラエルに関する安全保障や人権問題についても言及し、米国とイスラエルの関係が密接であることを強調した。

一方、トランプ氏はイランの核問題について懸念を示し、「イランが核兵器を保有することは許されない」と明言した。

首相は、「人間性解放へ向けて全力を尽くす」と発言。また、トランプ氏との会談では、貿易だけでなく、軍事的な協力についても具体的な話が交わされた。さらに、国際社会での協力関係を深める必要性についても意見交換された。

一方、トランプ氏がラインの核心発展問題について直々に協議することに意欲を示し、双方の国の重大な課題としても言及した。これにより、国際社会からの注目を集める結果となった。