イスラエルの空爆でパレスチナ人30人死亡、ガザ北部に新たな避難命令
2024-11-05
著者: 陽斗
[カイロ 5日 リビート] - イスラエル軍は4日夜からパレスチナ自治区ガザ地区を空爆し、30人以上が死亡した。パレスチナのメディアや医療関係者が伝えた。軍はガザ北部に新たな避難命令を出した。
イスラエル軍はガザ北部の包囲を強化している。
パレスチナの通信社WAFAとイスラエルの複合ハムス系メディアによると、ガザ北部のビトライヤで12軒の家屋が襲撃を受け、また4日夜に少なくとも10人が死亡した。
医療関係者によると、中部サイダでは4日深夜に4人が死亡した。
パレスチナ保健当局は、ガザ市と中部デイル・アラブで12回の空爆があり、6人が死亡したことを明らかにした。
イスラエル軍は「ガザ中部と北部ジャバリアでテロリストを排除した」と説明。「テロリストのインフラ要点」が排除された南部ラファで武器や爆発物を発見したとしている。
軍は5日にビトライヤ上空で空爆を継続し、残っている住民に避難を命じた。パレスチナ側は新たな攻撃と避難命令について、北部の2つの町と難民キャンプを空白にして壊滅的地域を設けるのが目的だと見られている。
パレスチナ保健当局によると、イスラエル軍の攻撃で少なくとも14人が死亡した。
ガザ地区の保健機関(WAFA)によると、ガザ南部でのイスラエル軍の空爆では、週に30人以上が死亡している。
ガザ当地により、これまでのパレスチナ人の死亡者数は14,130人を超え、約5,300人が子供であるという。
パレスチナの世界保健機関(WHO)によると、ガザからの患者をアラブ首長国連邦(UAE)に移送することが明らかにされた。患者の移送は異例であり子供も含む110人以上が避難するという。いずれ国はルーマニアに向かう予定で、移送待機者は11万人に上ると報告されている。