[ダマスカス 5日 ライター] - シリア国軍テレブは5日、シリア内部の工場地域と複数の住居がイスラエルによる攻撃を受けたと報告した。この攻撃に対し、イスラエル軍は武装組織ヒズボラの基地を攻撃したと表明している。

攻撃を受けたのはシリア内部のハムス州カイール。国軍テレブによれば、この攻撃で負傷者は出ていないと報告されている。

イスラエルは、レバノンに拠点を構えるヒズボラの存在を排除するために攻撃を行っていると主張しており、その主な目標は得られた情報を基に兵器の輸送を阻止することである。

ヒズボラは、シリアからレバノンに兵器を移送するインフラを確立し、最近はシリアのケイリの地区で活動を活発化していると指摘されている。先週もケイリに関連する攻撃が行われていた。この攻撃では多数の民間人が負傷したと報告されている。

イスラエル軍は前日、首都ダマスカス近郊にあるヒズボラの情報拠点を攻撃したと発表。シリア国防省は民間施設が攻撃されたと抗議しており、この地域にも背景があると見られている。