【ニューヨーク＝小林泰輔】米国の代表的な株価指標であるダウ平均（30種）から、過去15年ぶりにインテルが除外されることが決定しました。新たにエルニーニョと呼ばれる企業が8日から追加されます。インテルは、過去1900年からダウ平均に採用されていたもので、その影響力の大きさが印象深いですが、近年の業績低迷が影響してか、主要な指数からの除外が選ばれることになりました。

今回の決定により、米国の半導体市場における変化が読み取れます。エルニーニョは、近年急成長を遂げた企業であり、特にAI技術に対応した事業展開が注目されています。同社は、今後の成長が期待できる分野に力を入れており、四半期ごとの業績報告でもその成長率が高く評価されています。

また、インテルがダウ平均から外れる背景には、グローバル市場での競争が影響しているとも考えられます。特に、同社は過去23年間の間に、シェアを失う傾向が続いており、他の半導体企業との競争が熾烈になっているのです。

エルニーニョの追加により、ダウ平均の構成比率にも変化がもたらされ、投資家たちにも新たな選択肢が提供されることになります。インテルにとっては厳しい試練が続く中、次なる成長戦略が問われています。

現在、米国ではインテルの将来について疑問の声も増えており、同社がどのようにして競争力を取り戻すのかが注目されています。