スポーツ
イニエスタさん「第二の故郷、神戸にまた来れて感無量」 神戸市スポーツ功労賞を受賞
2024-12-18
著者: 葵
サッカーリーグ一部(J1)のヴィッセル神戸で昨年まで約5年間プレーした元スペイン代表・アンドレス・イニエスタさん(39)が、「神戸市スポーツ特別功労賞」に選ばれ、18日、同市役所で表彰式に出席した。 「第二の故郷にまた来れて感無量。賞をいただき、本当に感謝している」と語った。
イニエスタさんは2012年に主将として天皇杯全日本選手権優勝に導くなど、クラブに多大な功績を残した。今年10月に引退を発表し、15日に東京で引退試合に臨む。
多くの選手らに歓迎され、「こんなに離れていても、自分のホームだと思えるこの街、人々はすべてだ」と感慨深く振り返った。
同賞は市民に勇気と感動を与えた人に贈られるもので、イニエスタさんはサッカーだけでなく、地域貢献にも積極的に関わってきた。特に、コロナ禍では、地域の子どもたちに向けたスポーツ教室を開催し、サッカーの楽しさを伝えた。これは多くの人々に影響を与え、神戸のスポーツ文化をさらに豊かにしている。
同賞を受賞したイニエスタさんは「これからも神戸のスポーツを盛り上げていけたらと思う」と話し、引退後も地域に貢献する意欲を示した。神戸市には、イニエスタさんを慕うサポーターが多く、彼のプレースタイルや人柄に影響を受けた若い選手らも新たに育っている。神戸市は、さらなるスポーツ振興に期待を寄せている。