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インドネシアで火山噴火が発生!10人死亡、警戒レベル最大に引き上げ

2024-11-04

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【2023年11月4日 AFP】インドネシア東部の火山が4日未明に噴火し、少なくとも10人が死亡したと当局が発表しました。噴火は火山灰や溶岩を噴出し、周辺地域に大きな影響を及ぼしました。

噴火が発生した火山は、観光地としても知られるレウジョン・ラキリ火山で、地元住民や観光客が避難を余儀なくされています。地元の防災当局は、警戒レベルを最高に引き上げ、多くの村が危険地域に指定されました。

AFPの取材によると、爆発的な噴火は周囲の集落を巻き込み、住宅や農地に甚大な被害をもたらしました。噴火が起きた地点からおよそ5キロ圏内の住民は避難を促されています。特に、火山の活動が活発な時期に入っていることから、さらなる噴火の危険性が指摘されています。

現地の村では、避難所が設けられ、約2000人の住民が安全な場所へ移動しています。地元の住民は、火山活動による噴火に備えて、事前に避難の準備を進めていたため、比較的スムーズに避難が行われました。

また、火山の周辺では、消防士や救助隊が懸命に捜索活動を行っており、さらなる被害を最小限に抑えるための努力が続けられています。現地の気象情報によれば、今後数日間は火山活動が続く可能性が高く、周辺地域への影響が懸念されています。

インドネシアは多くの活火山を抱えており、過去にも大規模な噴火がしばしば発生しています。国際的な観光地としても人気を誇るインドネシアですが、火山の影響を受ける地域の住民にとっては、こうした自然災害との戦いが日常の一部となっています。具体的な支援策や、避難指示が今後どのように進むのか、注目が集まっています。(c)AFP