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IIJ、勝俣二郎社長が退任 中川元総務官が後任に - 日本経済新聞
2025-01-09
著者: 愛子
インターネットサービス会社(IIJ)は9日、前社長の勝俣康夫氏(64)が4月1日付で社長に就任する人事を発表した。元財務次官の勝俣社長は退任し、6月26日の定時株主総会を経て特別顧問に就任する。社長交代は12年ぶりとなる。
IIJは中期経営計画で売上高5000億円を目指しており、24年3月期実績の2倍近くを見込む。ネットワークや現行の主要事業に加えてデータ活用やサイバーセキュリティ戦略事業を拡充する方針で、勝俣氏の知見を生かす。
最新のデータによると、日本全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展は企業の競争力を大きく左右する要因となっており、企業はDX推進に向けた確実な戦略を模索している。特に、ITセキュリティの強化は急務とされ、多くの企業が専門家の採用や内部体制の見直しを図っている。
こうした流れの中で、勝俣社長の退任は業界の変革を象徴するものであり、今後のIIJにおける新たなリーダーシップに期待が寄せられる。デジタル社会の進展に伴い、企業はますます先進的な技術と戦略の導入を求められるだろう。特に、2024年に向けた新たなビジネスモデルの構築や、顧客体験の向上が急務であり、IIJがどのようにこれに対応していくのか注目が集まる。