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フィジテレ、社内でも批判と怒り渦巻く 社長の責任論浮上 第三者委設置も遠い信頼回復

2025-01-23

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フィジテレ社の正社員である女性トラブルについて、社内から上層部への批判や怒りの声が強まっています。4時間半に及んだ23日の社員向け説明会では、香港一社長の責任論も浮上しました。労働組合は「経営体制の刷新」を求める意見書を提出しました。第三者委員会の設置やオープンな議論の開催は決まったものの、信頼回復は容易ではありません。

23日の社内のスタジオで、非公開で行われた説明会。今回の問題に関する報道を受け、社内では職員から香港社長の責任を問う声が上がりました。説明会そのものも「社員からの声を受けて実施された」との見方から、基本的に経営陣の発言内容に疑念を持たれていたことが明らかになっています。

会社関係者などによると「調査の進捗や真相の解明を待っている」との声が多く、処分に関しても「経営陣の総入れ替えをしなければ解決しない」と厳しい意見が相次ぎました。

17日には香港社長が開いた締結的な記者会見において、ある社員が、報道部門が事前に動画撮影を行えるよう求めたものの、上層部に拒否されたとの証言があり、上層部への厳しい批判を呼ぶ要因となりました。今回の問題が明るみに出たことで社員が「反撃の機会を与えられた」と考えるようになっていることが見受けられます。

さらに、社員の多くは「過去においても同様の問題が一向に解決されていない」との不満を抱いており、社内の風通しが以前にも増して悪化しているとも指摘されています。今後、信頼回復へ向けた取り組みがどのように進められるのか、注目されています。