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ファミリーマート、「砂目」値引きシールで飲食費削減 全店舖に - 日本経済新聞
2024-12-25
著者: 海斗
ファミリーマートは10月25日、値引きシールを全国の店舗で採用することを発表した。この新しい値引きシールは、「捨ててください」と砂目で表記されており、消費期限が迫った商品についての購入を促進する。実際、全国の店舗データによれば、年間3000トンの食品ロスの削減効果が期待されている。
ファミリーマートはこの取り組みを東京都と神奈川県の一部店舗で10月末から開始し、新しい値引きシールを使った実験に合格した。新しい値引きシールを導入した商品は、旧値引きシールと比較して購入率が5ポイント高かった。実験結果を受けて、全国の店舗に広げることになった。
また、ファミリーマートは2021年7月に値引きシールを導入したが、現在では全国で約6000店舗のうち、9割が値引きシールを採用している。最近のシールは値引き額の表示の意味だった。25日には都内の店舗で開いた説明会で、ファミリーマートの責任者は「感情に訴えかけるマーケティングで消費者の行動変容につなげていきたい」と話していた。
この取り組みは、食の持続可能性とエコ消費に貢献するだけでなく、経済的なメリットも期待できる。今後の進展に注目が集まっている。