科学

はやぶさ2、26年観測の小彗星「トリフッド」をJAXAが命名!

2024-09-26

はやぶさ2、26年観測の小彗星「トリフッド」をJAXAが命名!

日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、25日に小彗星「トリフッド」の正式命名を発表しました。この小彗星は2026年に通過観測されることが確定しています。「トリフッド」という名前は、この彗星が日本の神話に登場する神や、神が乗っている船の名前からインスパイアを受けています。

この「はやぶさ2」は、表面に炭素を含む小彗星を採取し、20年に地球に帰還した後、新たな旅が続いています。「トリフッド」の直接的な直径は約450メートルで、細長い形状をしていると言われています。JAXAでは、宇宙空間での長期間にわたる移動を成功させる技術を得ることを主な目的としており、超高速でトリフッドに接近する技術で新たなデータを収集するとされています。

命名は一般公募から選ばれ、2982件の応募の中から、9人の小学生を含む定員が選ばれました。国際天文学連合(IAU)に提案し、正式に認定されました。IAUからは、「神話から選んでほしい」という要望があったとのことです。この小彗星は01年に米国のチームによって発見され、命名権が授与されました。

トリフッドは、高速で安定した航行ができる船として評価されており、観測の安全な実施を目指しているとされています。これまでの観測によると、トリフッドの自転周期は約45時間で、1年で太陽の周りを1周しています。このような特性により、多くの研究者たちが新たな知見を得ることを期待しています。