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大分・四条市長選が3選不出馬、今後はエン・ジャパンで公募 「長く続く権力は脅威」

2024-09-25

大分県四条市の東修平市長(35)は25日、任期満了に伴い、12月15日に告示される同市長選に3選不出馬の意向を表明した。「長く続く権力には脅威が伴う」と理由を述べ、後任の候補者については総合人材サービス会社「エン・ジャパン」を通じて全国から募集する考えを示した。

市内で記者会見を行った東市長は、「知っている人の中に必ずしもふさわしい人物がいるとは限らない」とし、広く候補者を募る意義を強調した。また、この発表と同日には、立ち上がった政治団体が立候補者を選考することも報告された。選考結果は10月下旬を予定している。

一方、東市長は自身の今後については「未定」と述べ、引き続き地域活動などには関与していく意向を示した。

四条市は、平成29年の市長選で当時28歳の若さで初当選を果たした。以降、地域振興や子育て支援などに力を入れ、市民からの支持を得てきたが、3選不出馬の決断にはさまざまな意見が寄せられている。この決定が市政にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目される。