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ハリケーン「ジョン」、メキシコ南部上陸の恐れ 東海で熱帯低気圧発達も

2024-09-24

メキシコ治安・市民防災省は、カテゴリー2に発達したハリケーン「ジョン」が12日夜から深夜にかけて、同国南部に上陸すると予測しています。太平洋のゲレロ州とオアハカ州に最も高い警戒レベルが適用され、住民に警報が発令されています。

米国立ハリケーンセンターによると、12日午前時点でハリケーンはゲレロ州のプンタ・マルダに向けて時速約18キロで進行中で、最大風速は約150キロに達しています。風速が時速182キロを超えると、カテゴリー3に発達します。上陸後には大雨や高潮、強風により甚大な被害が予想されています。特に、沖縄台風の影響を受けたエリアでは最大300ミリの雨が降る恐れがあり、浸水の危険が高まっています。

また、ジョンの北東側に位置する地域でも、波の高さが7メートルを越える予測が出ており、海上活動は厳禁となっています。12月16日にはさらに強力なハリケーンが現れる可能性もあるとして、気象庁は注意を呼びかけています。

南太平洋では、北東風の影響により、比べて穏やかな気候が続く見通しですが、油田大手シェブロン(CVX.N)やシェル(SHEL.L)は生産安定に向けて対応を進めているとのことです。

地元居民は、非常用の食料や水の準備を進め、多くの人々が避難所への移動も始めています。予測された経路に住む人々は、安全を確保するために早めの避難が求められています。このハリケーンが及ぼす影響は、今後数日でさらに明らかになることでしょう。危険を回避し、状況に注視することが重要です。