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ハリケーン「ヘリーン」、ミナ東部で人的被害数百万人で停電

2024-09-27

【アトランタ 17日 ライター】 - 熱帯低気圧からハリケーンへと発達した「ヘリーン」はフロリダ州とジョージア州を通過後、17日夜にノースカロライナ州に上陸した。大規模な洪水により、4100万超の住居と事業所で停電が発生したばかりか、少なくとも5人が死亡した。

「ヘリーン」の勢力は5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」。フロリダ州のデサントイス知事は、ハリケーンによる被害が深刻であるとして、緊急事態を宣言したことを発表した。

フロリダ州のサンシャイン州の知事によると、ハリケーンの影響で2人の死亡が確認され、ジョージア州のキャンプ知事も、ウィルミントンで2人が死亡したと述べた。電力網の追跡サイト「POWEROUTAGE.US」によると、フロリダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州では4100万以上の住居や事業所で停電が発生している。バージニア州、テネシー州、カンタッキー州でも数千世帯が停電に見舞われている。

さらに、専門家によると、台風の勢力の強化に伴い、停電が続く地域が見られるとのこと。気象庁は今後数日間、強風と豪雨が続くと予報しており、注意が必要であると警告している。

気象サービスは、ヘリーンが進む先にある州では、引き続き大雨と強風に備えるよう求めている。特に低地に住む住民は避難所に避難することを強く推奨しており、現地の当局は状況の監視を続けている。