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韓国、仁川空港のコンリート構造物削除へ 旅行業界に影響大

2025-01-23

著者: 芽依

[12日、ソウル発] - 韓国の国土交通省は12日、仁川国際空港で先月から行ってきた「ローカライザー」と呼ばれる空港施設の設置を削除することを発表した。このコンリート構造物は事故を増加させる可能性が指摘されており、安全性を考慮した措置とされる。

事の発端については調査が続いているが、専門家は航空機を誘導するローカライザーが搭載された構造物が滑走路の端に設置されていたことが、被害を増幅させる可能性が高いと指摘している。

当局は仁川と釜山国際空港を含む7つの空港で、同様の施設を備えた新たなコンリートをこの地域より低い位置に設置する方針を示した。これにより、容易に壊れやすい構造物にするなどの調整を行う方向性を示した。

仁川空港では既存のコンリート施設を完全に削除し、壊れやすい構造のローカライザーを再設置することになる。

国土交通省は全ての空港で120メートルの滑走路安全区域を確保し、あらゆる関連規制を順守するとも表明した。仁川空港の同区域は約1200メートルだった。さらに、この措置は旅行業界にも大きな影響を及ぼすと見込まれており、観光客の安全が最優先されることが強調されている。最近の調査によると、仁川空港の利用者数は新型コロナウイルスの影響から徐々に回復しているが、さらなる安心感が求められている。