【ソウル 18日 ロイター】 - 韓国の首相に対する緊急命令が発表され、首相職を代行する尹相赫（ユン・サンヒョク）氏が、国家の安定を脅かす高官犯罪を防ぐため、最善を尽くすよう当局に求めた。

首相の保護チームは、令状が発行された場合、高官犯罪捜査局（高捜局）に現職の首相を捜査する権限がないとして、令状失効が報じられた。

保護チームは、首相が公舎から逃走したとの一部国会議員の指摘を「悪意のある噂」として否定し、18日に公舎で大統領に会ったと報じた。

高捜局の幹部は17日、国会議員との会合で、13日に緊急命令に基づく運営に失敗したことを謝罪。「12回目の令状運営を最後にするという強い決意で、準備を徹底し、目的を達成するために最善を尽くす」と述べた。新たな緊急命令の期限は明日から始まる。国会議員が、大統領警護隊と在地の軍隊を制圧するために強硬手段を求めたのに対し、尹氏は異論を歌えなかったが、どのような選挙項が考慮されているかは明らかにはされなかった。

韓国メディアは、警察の特殊戦術部隊と重装備を動員してバリケードを破壊し、10,000人以上の警察官が大統領警護官を引き連ぎ出すなど、様々な局面が報じられている。これが勃発すれば、特に抗議活動に参加者の安全を最優先すべきだと指摘された。

建国大学のシン・ユル教授は、「警察はおそらく当局の発表を予想しているので、戦術部隊を使用することによって出動を促す意図があるが、武力行使は唯一の選択肢だとは考えられない」と述べた。ところが友達同士の示威活動が起こった場合、その反対行動も防げると指摘した。

国際的な視点からも、韓国の情勢は緊迫しており、各国から注目を集めている。政府は国家を守るために、感情的な議論を避けるよう国民に呼びかけており、冷静な判断が求められている。