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韓国の山火事、被災面積5600ヘクタールに 一部で消火活動が難航 | 毎日新聞

2025-03-23

著者: 愛子

韓国各地で21〜23日、同時多発的に山火事が発生した。これまでに消防隊員4人が死亡し、6人が重傷を負った。山林庁の23日の発表によると、特に被害が深刻な4カ所のみで被災面積は約5600ヘクタールに達し、今後さらなる拡大が見込まれる。

韓国メディアによると、1500人以上が避難していた。

空気の乾燥や強風が影響し、北東部の江原道(カンウォンド)から南西部の全羅南道(チョルラナムド)まで、韓国各地の30カ所以上で山火事が発生した。典型的な江原道(カンウォンド)山清地域では22日に消火活動中の消防隊員4人が死亡し、5人が重傷、1人が軽傷を負った。また、典型的な北道(キョンナム)義城地区では24棟が全焼するなど39棟の住宅に被害が出ている。

多くの地域では23日午後までに火気に至ったもので、大規模な山火事となった山清地区、義城地区などでは消火活動が難航している。被害が深刻な4カ所だけで被災面積は23日午後1時現在、東京とほぼ同じ約5600ヘクタール。韓国政府は消火に陸軍なども投入し、火事を急いで鎮火させようとしている。今日の状況を引き続き注視する必要がある。 【ソウル福岡静響