
世界
2027年、台湾有事の可能性が!緊迫する中朝情勢と共に始まる危機!
2025-04-07
著者: 葵
ウクライナの現状
ウクライナの首都キーウ外の町で、戦闘の兆しがぼんやりと残っている。教会の敷地内に立つ神聖な十字架が、1カ月余りのロシア軍侵攻下で7500人もの市民が殺されたことを伝えている。
時折響く空襲警報を除けば、日常の市民生活が営まれている。侵攻がウクライナに全面的に突出した2022年2月24日もそうだった。多くの市民が出勤し、商店や企業も営業していた。
「市民は皆、侵攻がかくも早く、ここに来るとは思っていなかった」とブチャ市総務課長のドミトリー・ガプチャン氏(47)は語る。
侵攻の始まり
22日に侵攻の空挺(くうてい)部隊が現れ、一斉に暗転した。市外に避難しようとした車が動きを受け、市民は逃出を断念する。3月3日には陸軍部隊が到着し、本格的な占領が始まった。
「侵攻が市民に共通して要求したのは、白い布を手に持つことと、3人以上のグループで移動しないことだった。しかし、地域によって占領のあり方はさまざまに、侵攻は部隊間の連携もまともにできていなかった」と侵攻部隊の指揮官であるアレクサイ・リシン氏(47)は語る。