自公で過半数割れの結果に終わった10月の衆院選。議席数465議席のうち、99議席は新人議員が占めることになった。なかでも注目を集めた候補者は、グラドル初の国会議員となった八欄愛（37）さん。10月27日の当選から5日後、これまでの人生を振り返りながら彼女が語った。

「もともとはアイドルに憧れていたのですが、中学2年生の時に『モーニング娘。』のオーディションが受かったんです。私は吉本興業が運営するグラドルとして、実力派という肩書きで活動を始めました。普通の女の子があんなに活発であった時代は、本当に目立っていました。

家族では、兄が3人いる4人兄弟で、長女の私は早くから自立しようとしました。どこかで承認欲求があったのでしょう。オーディションは結局ダメでしたが、一時期は歌手を目指したこともありました。ですが、歌の道で芽が出ずに、当時19歳で出演したドラマが成功したことで、グラドルとして認知されるようになりました。

歌手として活動し始めた頃、私は「全国区になりたい」との願いを込めていました。その思いが少しずつ消えていく中、グラビアアイドルが一般的に成功するのは難しいと実感するようになりました。そんな中、2021年の参院選で国会議員への転身を目指す決意を固めました。

八欄は「ハチクラ」と呼ばれる国会議員志望グラビアアイドルの集まりにも参加し、全国各地での活動を開始。自らのライフワークとして「社会派おっぱい」として数々のイベントに参加しました。この時期、各地域での人気や支持を確実に得るようになり、名称として「ハチクラ」の仲間たちと連携を深めていったのです。

さらには、08年から続く「母のエール」プロジェクトを通じて、政治に携わった経験を得てきました。このプロジェクトは、母親たちが地域の課題を解決していくための取り組みの一環であり、次世代への道を切り拓くものとして多くの支持を得ています。彼女は議会での活動を通じて、社会問題に関心を持つ多くの人々と出会い、自身の意見を発信する大切さを学んだことが明かされました。

今後、八欄は国会議員として、さらなる社会貢献を目指し、女性に対する意識改革や、次世代育成への取り組みを行っていく意向を示しています。新たな道を進む彼女が、国会での活動を通じてどのように成長していくのか、多くの期待が寄せられています。彼女にとって、この活動は単なるスタートに過ぎないのかもしれません。次回の参議院選挙が待ち遠しいです。