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【過疎地にポツンとオープンした村】「スーパーが撤退した村」に出店 | 2ヶ月が経過「続けることが一番大事」地域の野菜やお肉・魚も並ぶ店内…地域住民が集う「交流の場」に

2024-12-21

著者: 結衣

スーパーマーケットもない「村」に、コンビニができました。オーナーの熱い思いから出店が実現。唯一無二のコンビニとそこに集う人々が密着しました。

唯一のスーパーマーケットが撤退した村にオープンしたコンビニ

今年10月、和歌山県田辺市にある「ローソン龍神村西店」がオープンしました。週に2、3回来店するという女性は、地元産のシイタケや大根など夕飯の食材を購入しています。

「便利で助かります。スーパーがなくなったので」と語る客もいます。通常のコンビニの品揃えに加え、特に充実しているのが「野菜」。ジャガイモや玉ねぎの旬の特集は、この店の名物です。スーパー代わりに利用する人も多く、都心のコンビニとは違った豊かな品揃えが魅力です。

地域住民たちの声

和歌山県内から車で約2時間のところにある田辺市龍神村地区。人口は約160人で、65歳以上が半数近くを占め、高齢化と人口減少に悩まされています。住民の松場さん(92)に話を聞きました。

(松場さん)「ここは銀座みたいに賑わっている(昔の話)なんて。なんでもそこに魚であろうが何であろうが」と語る松場さん。かつては過疎地とは思えないほど賑やかだった龍神村。しかし、昨年まで唯一のスーパーマーケットが撤退しました。

コミュニティの再生に期待

(松場さん)「ものすごく良い、子どもらはおらんわ、年寄りばっかりだ」そんな中、新たにスーパーが撤退した場所にオープンしたコンビニ。

(松場さん)「ものすごく良い、ここまで来たら見てみるしかないやろ」と語る松場さん。新しいスーパーマーケットが地域の「交流の場」として期待されています。コンビニがオープンすることで、地域のコミュニティが再生されることを願う声も聞かれます。

(松場さん)「ほんまに良い、役に立てていると思います」新しいスーパーマーケットが地域の「交流の場」となることが期待されており、供給の場としてだけではなく、地域住民の交流の場としての重要性も増しています。これからも続けていくことが一番大事だと考えるオーナーの姿勢にも注目が集まっています。