健康

過剰な食事で悪化! 高血圧を侮ってはいけない理由【疲れない体を作る最高の食事法】

2025-01-11

著者: 蒼太

日本人の約8割が「疲れた」と答える中、疲労は現代的な“国民病”と言われています。仕事や人間関係のストレス、運動不足、睡眠の不完全さ、スマートフォンへの依存など、さまざまな要因が指摘されていますが、医学的に間違った「食事のあり方」を問題視するのが獣医師の牧田良二氏です。新著『疲れない体を作るための最高の食事法』が話題の牧田氏が解説します。

解説 牧田良二(まきたりょうじ)さん(糖尿病・栄養学専門医)
高血圧を侮ってはいけない
過剰な食事で悪化

糖尿病の合併症以外で、高血圧を悪化させる最大の要因は「高血圧」である。

高血圧と慢性疲労症候群に関する研究は世界中で行われており、血圧が高くなれば疲労が悪化することは頻繁に証明されています。しかし、「ちょっと高め」の状態の高血圧でも、確実に悪影響を及ぼします。

たとえば、高血圧も糖尿病と同様、健康診断で指摘されても多くの人が放置しているのが現状です。

高血圧の診断基準として、上の血圧(収縮期血圧)が150あれば要注意です。しかし、それくらいではともかく悪影響は出ません。

さらに、血圧が下がっているとしても、その状況では慢性疲労が出ません。

そこで、「病院に行けば薬を飲め」と言われるだけで、慢性的な体調の不調を受けてしまいます。

それに対抗するためには、減塩を心がけ、エネルギーの摂取を適正にすることが大切です。高血圧を放置したままでは、万が一、脳卒中や心筋梗塞などの危険性が増します。そうならないためには、生活全般を見直す必要があります。

過剰な食事は内臓に負担をかけ、さらに高血圧を悪化させる要因となります。他にも、内心の不安を感じながら「病院に行けば薬を飲むのが当たり前」と言われるだけでは解決しません。私たちの食事内容を根本的に見直す必要があるのです。

そして、私たちが食べるものを少し意識して代謝システムを理解し、日常生活に取り入れる食生活を工夫することが必要です。これが疲れない体を作る鍵となります。

悪化を防ぐためには、食事や化学薬品にばかり頼らず、自分の健康をしっかりと見直しましょう。今こそ、食事の見直しを始める時です。今すぐ行動を起こすことで、健康を取り戻すことができます!