関西 夏の異常高温 今月20日は奈良と舞鶴で38.0℃ 9月としては記録的高温に(気象予報士 下福 美香 2024年09月20日)

2024-09-20

関西では、今月20日(金)も秋の訪れとは思えない猛暑となっています。奈良と舞鶴で38.0℃まで気温が上昇し、9月としては記録的な高温となりました。また、今月20日も京都、奈良、和歌山など多くの地点で最も遅い猛暑日の記録を更新しています(奈良と舞鶴はタイ記録)。

長く続いたこの夏の猛暑は、明日21日(土)でようやく終わりを迎えるでしょう。

真夏のような暑さは明日21日(土)まで

21日(土)は、秋雨前線が日本海から南下し、関西に近づくでしょう。

天気は下り坂へ向かいますが、日本中はまだ日差しの入る場所が多く、真夏のような暑さが続く所もあります。35℃以上の猛暑日となる所は少なくなるものの、熱中症への警戒を怠らず、万全な対策をお願いいたします。

この夏は、関西で気温を測っているアメダスの半数以上の地点で、最も遅い猛暑日を更新しています。長く続いた猛暑は、明日21日でようやく終わりを迎えるでしょう。

22日(日)の雨に伴い季節が前へ進み、厳しい暑さは和らいでいくかもしれませんが、最高潮の高温が30℃前後となる日が多くなります。平年のこの時期に比べると高温傾向ではありますが、遅れていた季節がようやく進みつつあります。

学校や園では運動会の練習など、これまでできなかったことを始める機会があるかもしれません。猛暑は収束に向かいますが、引き続き、湿度や熱中症の症状に気を配り、無理のないように行動してください。

最新の気象情報(気象予報士)

21日と22日は全国的に大雨、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒

東北では22日秋分の日にかけて、長時間の大雨による甚大な被害に警戒が必要です。明日21日も猛暑となる関西では、大雨に対する警戒を忘れず、厳重に注意してお過ごしください。

今週も各地で天候が変わりやすい状態が続きますが、関西地方の秋の訪れを引き続き注視していきます。