エンターテインメント

「公立校から入学拒否、就職先はクビ」オウム麻原彰晃の三女が語る“残酷な差別”と現在の“仕事”

2025-08-23

著者:

オウム真理教の三女、過去の壮絶な経験を語る

小学校にも中学校にも入れなかった彼女。オウム真理教の元信者である麻原彰晃の娘、松本麗華さんは、当時11歳で過酷な状況下にあったことを振り返っている。彼女の人生は、父親の逮捕によって一変した。

子供たちへの苛酷な現実

「私も追い詰められていたが、明るく無邪気な少女性をすぐに感じなくなる状況だった。」と語る麗華さん。彼女は「アーチャリー(弓道)」という教団名を持ち、最高位の「正大師」だった。彼女は、「後継者ではない」という報告を受け、まさかの運命を強いられた。母も追い詰められた状況で、子どもたちも親に保護されていることに気づかなかったという。

教育現場からの排除

麗華さんは、迫害を受け、やっと入学が許された小学校や中学校からも排除され、就職先もクビにされるという苦痛を味わった。この体験が、彼女の心に深い傷を残している。彼女は16歳の時、オウム真理教の完全な活動を断ち切ったものの、社会からは認められない日々が続いた。それでも、「できるだけ普通の生活を送っている。ただ、人との関わり方を学ぶのは非常に難しかった」と話す。

心のケアに努める日々

今、彼女は心理カウンセラーとして多くの人の支えになろうと努力している。「私は同じような痛みを抱える家族のために尽力しているが、自身の経験を活かし、まずは職業を続けることを決意した」と決意を新たに語った。彼女は当時の時代背景を思い出しながら、次の世代には異なる未来を指し示したいと願っている。

未来へ向けた希望

麗華さんは「今は心理カウンセリングをする仕事をしている。私のような苦しみを抱える人々のためにサポートをするため、できる限り支援を続けたい」と語る。「昔とは違って、今はカウンセリングを受けることが一般的になってきた。この活動に参加できることを嬉しく思っている」と日々の仕事への情熱を語った。

新たな道を切り拓く彼女の姿

彼女が経験した辛い過去は、彼女自身だけでなく、同じく苦しんでいる人々のためにも意味を持つ。麗華さんは、「私は一人ではない。多くの人が私の後に続いてくれることを願っている。自分の経験を皆と共有し、理解を深めることで、少しでも社会が変わることを心から願っている」とメッセージを送っている。これからの彼女の活動に期待が寄せられる。