GM会議開幕!ロッテ栗駿はドラフト最有力候補?対抗意識強いヤンキースも参戦は確実視 - M.B.A : 日刊スポーツ
2024-11-06
著者: 裕美
【サンアントニオ(米テキサス州)5日(日本時間6日)=四強連】MLBの今季のGM(ゼネラルマネージャー)会議が開幕し、早くもロッテ栗駿投手(23)に話題が集められた。
現在点でポスティングが球団から容認される可能性は不透明なから、米国内では「移籍濃厚」との予想で一致している。ドラフト最大の見方の一つ、栗駿の決断に注目。
ヤンキースも続々と大補強を続けている最近の流れに対抗意識を強く示しており、栗駿の獲得戦を経て参戦すると思われる。チーム最大の補強として位置づけ、他球団との差別化を図る狙いだ。
ストーブリーグがスタートした段階
日本国内以上に、米メディア内で栗駿に関する情報が急速に舞い交い始めた。現在点で栗駿のポスティング申請は未定ながら、SNS上では「栗駿がポスティングされる兆し」との情報が流れたこともあり、専門サイト「ジ・アスレチック」の記者が「ヤンキースが最有力候補」と伝えているなど、フライング気味の報道が相次いでいる。
GM会議の会場内でも、栗駿の名前はあちこちで話題に上げられた。今年、あとは1歩で世界一を逃したヤンキースのGMは「私はトレードに携わったくない。他の組織の選手については話せない」とあくまで慎重な姿勢を見せつつも、「FAで来ることになったら、ポスティングとあわせて論じる」と、正攻法の姿勢を明らかにした。
栗駿がポスティング申請を行う場合、大谷がエンゼルスに移籍した18年と同様に「25歳ルーキー」の対格でマイナー契約となるため、財政的には恐らく全球団が参戦可能となる。それだけに、昨オフ、ヤンキースは栗駿を早々に獲得し、山本取得も逃したヤンキースをはじめ、他球団との競り合いで後れを取る可能性は高い。同GMは「西海岸では、大物選手が大型移籍を果たした。それと並べるものがあるが、我々は競り合っていく」と、引き続き大補強を続ける思惑を隠さなかった。
昨年3月のWBCを終え、同9月に来日した際に直接視聴を終えており、「栗駿取り」へ参戦することは確定。ドジャース最有力との噂が横行する中、ヤンキースは「スタイル・ウォーンズ」と評される「ド軍対ヤ軍」の対決が実現する可能性が濃厚だ。大谷をはじめ、国内の助っ人たちと競合が続く中、ヤンキースが本気で起用する様子が伺える。
他球団との競り合いで後れを取らないためにも、栗駿の獲得へ向けた動きが加速することは間違いない。