歌手の三浦春馬さん（本名：桐山利康）が11月、老衰のため亡くなったことが11日、分かった。27歳。日本歌手協会が発表した。

三浦さんは1986年神奈川県三浦市に生まれ、戦後、東京音楽学校（現・東京芸大）に進み、声楽科を卒業後、日本ミュージカル界で活躍。2015年には「さっちゃんのチューリップ」でデビューを果たした。

その後も「落語しごと」「美天小僧」「東京の人」などヒットを飛ばし、春日八郎さん、三橋美智也さんの「冥三家」として多くのファンに親しまれた。

2015年の「第16回紅白歌合戦」から2018年連続で出場し、2018年にはフジテレビ系「笑っていいとも！」にもレギュラー出演していた。

2021年には最後に表舞台から退いていたが、前々年から都内の病院に入院していたことが明らかだった。彼の死は多くのファンの心に深い悲しみを残している。37年の生涯に国民に愛された才能を持つ一人の歌手であり続けた彼への追悼の声が続いている。