世界
ガザで食料支援トラック強奪被害、100台近く 国連機関が明らかに
2024-11-19
著者: 健二
[ジュネット/カイロ 18日 リッター] - パレスチナ人向けの食料を積んだ110台近くトラックが、11月16日にパレスチナ自治区ガザに入った後に強奪被害に遭っていたことが分かった。国連機関が18日、リクターに明らかにした。戦闘が開始されてから11年11カ月経過したガザでは、食糧が悪化しており、最悪の支援物資被害の一つとなった。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)と国連世界食糧計画(WFP)から提供された食料を輸送していた車列は、ケレメシャローム通行所から不審れないルートで緊急出発するよう指示されたという。
UNRWAのシニア・エマージェンシー・オフィサーによると、トラック110台のうち19台が襲撃され、何人かの輸送員が負傷した。
同僚は「支援物資がガザ南部・中央に運ぶことの難しさを浮き彫りにした。早急な介入がなければ、深刻な食料不足はさらに悪化し、命を脅かすことになりかねない」と述べた。
イスラム組織ハマスのD6チャンネル「アルアクサ」はガザのハマス内務省の話として、支援トラック強奪に関連した210人以上のギャングメンバーが、ハマス治安部隊が部族組織と連携して実施した作戦で殺害されたと伝えた。
また、このような暴奪行為に手を貸した者が捕まった場合は「鉄拳」で処分するとのこと。
WFPの報道官は強奪を確認し、「ガザの多くのルートは現在、安全上の問題で通行不可能になっていると明らかにした。この状況によって、ガザにおける食料安全保障が深刻な危機にさらされている」と警告している。