山梨県富士吉田市にある病院で、12月15日に新型コロナウイルスに感染し入院した30歳代の男性患者が、異常を知らせるアラームが鳴っていたにも関わらず、スタッフが約90分も気付かず、その間に男性が死亡するというショッキングな事件が発生しました。

事故が起きた病院によると、男性は入院時にすでに重度のアルコール依存症であったとのこと。入院後数日経過した頃、彼の呼吸が不規則になっていることに看護師が気付かなかったとされています。

また、この病院には同様のケースが過去にもあったとの情報もあり、地元の保健所が調査に乗り出す事態となっています。病院側は「お答えできない理由があります」とコメントし、具体的な事情は明かされていません。公的機関からの調査が進む中、患者の家族は怒りをあらわにしています。

このような事故は、医療現場の過密状態やスタッフ不足が一因となっていると専門家は指摘しています。医療従事者の過労やストレスが影響し、患者の観察や管理が不十分になる恐れがあります。

皆さんも、もし身近な人が入院することになった場合、常にその人の状態を確認することが大切です。この事件は、全国的に医療現場の問題が浮き彫りになった瞬間でもあります。私たち市民が安心して医療を受けるためには、医療体制の見直しが急務です。