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福岡・みやま市:給食のウズラの卵での幼児窒息死、第三者委「要因特定できない」
2024-12-22
著者: 蓮
福岡県みやま市の立小学校1年の男児(7)が、今年12月、給食のウズラの卵を喉に詰まらせ死亡した事故が発生しました。この件について、同市教育委員会が設置した第三者委員会は、12日、事故原因の調査結果と再発防止策をまとめました。しかし、事故の直接的な要因を特定することができないとの見解を示しています。
同委員会によると、事故は12月16日に発生し、男児は自主的に給食を食べている際に、ウズラの卵を喉に詰まらせたとされています。事故当時、周囲には教職員がいて迅速に対応が行われましたが、救急措置が間に合わず、男児は病院で死亡が確認されました。
委員会の田中文委員長(保育士)は、男児の健康状態についても調査した結果、事故発生時の健康状態は良好であったと述べました。さらに、当時の給食の提供状況や、周囲の子供たちの行動にも問題はなかったと報告されています。
再発防止策としては、給食の提供方法や内容を見直し、特に硬い食材の切り方や進め方に注意を払う必要があるとしています。また、給食前の食材に関する説明を充実させ、児童が安全に食べられるような環境を整える方針が示されました。これに加えて、学校内での緊急時の対応マニュアルの見直しも求められています。
教育委員会は、この事故の深刻さを受け止め、学校全体での安全対策の強化を約束し、同様の事件が再び起こらないよう努めるとしています。今後も、児童の安全を守るための取り組みが注目されるでしょう。