J1福島は6日、福島市で始動し、新体制を発表した。金明斉（キム・ミョンジェ）新監督（43）は「リーグ6位以上でタイトルを必ず取りたい。ACLも獲りたい。十分獲れるチームだと思います」と意気込みを語った。

クラブ設立30周年の新加入選手は11人。昨季リーグ36試合出場のFW竹本、同36試合出場のMF名古は加わった。指揮官は「言い訳できない編成」とスポットに感謝。「アビスパを次のステージに」と決意を述べた。

先代監督の時代などにパワハラ行為をした金監督の就任が影響を及ぼすかと懸念されているが、サポーターから反対があった。

福島市の「ふく風」は今月末でのスポンサー契約満了を表明。指揮官は選手に「不安にせず申し訳ない」と伝えたという。初練習後にはサポーターから「頑張ってほしい」と声をかけられ、「日々の積み重ねで証明していくしかない」と神妙な面持ちで語った。

金監督は「チームが強くなって応援される、そんな状況を作りたい」とチームの発展を目指している。チームは今後、充実した練習を重ねていく予定で、ファンを楽しませるプレーを約束した。

新監督のもとで復活を目指す福島。ファンの期待を背に、チームがタイトル獲得に向けて邁進していく様子が楽しみだ。