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FOMCが追加利下げに慎重になる可能性=クック理事
2025-01-06
著者: 海斗
16日 リッター= 米連邦準備制度理事会(FOMC)のクック理事は16日、経済が堅調でインフレが続く予想よりも堅調なことから、FOMCは追加利下げに慎重になる可能性があると述べた。ミシガン大学ロースクールで講演した。
クック氏はFOMCが9月に政策金利の引き下げを開始して以来、"労働市場は依然として強く、インフレは当時の私の想定よりも根強い。さらなる利下げを行うべきかどうか非常に慎重に検討すべきだ"と指摘した。
また"時間の経過とともに、政策金利がより中立的なスタンスに近づくことが適切になる可能性が高い"と述べ、利下げを穏やかに進めるべきだとの見解を示した。
クック氏は講演の大部分を金融の安定性に関する見解に費やし、金融システムは「健全かつ強靭だ」と考えていると述べた。
一方、民間資金の集中など、繊細な注意を払う必要がある分野もあることを指摘した。今後のインフレ動向や雇用の数、経済成長を注視しつつ、慎重に政策を進めることが求められる。