ロイヤルホストの値上げ発表

ロイヤルホスト（HD）は27日、ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」で8品目の料理を2月13日に値上げすると発表した。値上げ幅は22〜275円。ロイヤルホストの値上げは昨年9月以降で、牛肉などの原材料費や物価の高騰を受けている。また一部店舗に都道府県別価格を導入することも明らかにした。

値上げの対象店舗と商品

ロイヤルホストの全店にあたる216店舗で値上げする。一部の店舗は先行して1月29日に価格を引き上げる。定番メニューでは「150g厚切りあんがつ」と現在より220円高く3058円になる。「黒×黒ハンバーグ」は55円高の1518円になる。

ランチや朝食メニューの改定

ランチや朝食メニューも大幅な商品の値上げが行われる。ランチメニューでは「コスモドリアスパゲッティ」が33円高の1628円になる。

都道府県別価格の導入

この影響に対抗するため、神田神保町店（東京・千代田区）や銀座インズ店（東京・中央区）などの都心部の12店舗を対象に都道府県別価格を導入すると発表した。通常の店舗と比べて販売価格が一律で50円高くなるわけだが、「チキンリル&アングスカッツェル」など提供する商品数を1割弱減らす。

導入の背景

ロイヤルHDは都道府県別価格などの導入の背景について、「都道府県における店舗運営コスト上昇への対応と、ピーク時の調整負担を軽減し品質の良い商品を提供するため」と説明している。