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エフエル東京社長が不適切な言動で辞任多数の内部通報を受けて調査:朝日新聞デジタル

2024-09-26

エフエル東京(東京千代田区)は26日、不適切な言動があった黒石社長が10月1日付で辞任し、代表権のない会長になると発表した。後任の社長には青山夏生会長が就任し、ガバナンス強化を目的とした組織体制の変更も行う。

同社によると、今年6月から8月にかけて黒石氏の不適切な言動に関する内部通報が多数あり、監査役による調査を行っていた。その結果を今月26日の取締役会で報告する前に、黒石氏が自ら辞意を表明したという。

黒石氏に関しては、言動で社内の混乱やモチベーション低下、人材の流出を招いたとして、月次報告の一定率を削減する処分をすでに実施した。青山氏もこれらを未然に防ぐための責任を取り、10月から報告の削減を行っている。企業のガバナンス問題が改めて注目されている中で、同社はその対策を強化する姿勢を示している。さらに、この一連の問題は業界全体の企業文化にも影響を与える可能性があり、今後の対応が注目される。