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ドラクエ13リメイク版の「性別削除」に対し、生みの親・堀井雄二氏が苦言「誰かが文句言うんだろう」

2024-10-01

スクウェア・エニックスが11月に発売するリメイク版「ドラゴンクエスト13」について、男女性別を選ぶスタイルが少なくなることが懸念されています。世代を超えて多くのゲームデザイナーたちが興味を持っているこの問題について、ドラクエシリーズの生みの親、堀井雄二氏が言及しました。

堀井氏は9月28日、東京ゲームショウで行われたイベントの中で、元週刊少年ジャンプ編集長の鳥山明氏との対談に出席。この中で、彼はドラクエ13の要素を説明しつつ、性別選択の重要性を語りました。特に「男性と女性にそれぞれの魅力が必要だ」と指摘し、「他の性別を選ぶプレイヤーがどう感じるか」を考えることを呼びかけました。

ドラクエシリーズは、そのゲームのスタイルとキャラクターの立ち位置によって、多様なプレイヤー層を持つことでも知られています。しかし、最新のリメイク版では性別の選択肢が削除されることで、これまでのプレイヤーの期待とは異なる選択が強いられることになります。

堀井氏はこの変化に対して慎重な見解を示し、「時代も変われば、やり方も変わる。それを受け入れてもらえるかどうかは、結局プレイヤー次第だ」と発言しました。これは、ただの商業的な決定だけでなく、ゲームが育んできた文化にも影響を与えるものとして注目されています。

また、堀井氏の発言は、ゲーム業界全体の風潮に警鐘を鳴らすものとも言えます。新しい技術や枠組みが登場する中、従来の価値観がどのように変わるのか、そしてそれによってゲーム体験がどのように変化するのかは、ますます難しくなっています。

今後のドラクエ13リメイク版の反響が気になるところですが、プレイヤーからの意見がどのように受け入れられるか、堀井氏の言葉が真実となるか、注視する必要があります。これからもゲームの世界は進化を続けますが、その中で我々が何を大切にするべきか、再考をする良い機会になるでしょう。