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【ドラフト】「アメリカならどこでも行く」から「やっぱりNPBへ」 シャプロ・マシュー1位急成長

2025-09-03

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「お久しぶりです!」

最近、身長が低いコンプレックスを抱えるシャプロ・マシューは、彼のことを心配そうに眺めながら笑顔を見せた。「覚えてくれてたの?」と問いかけると、「もちろんです!」と答えが返ってきた。相変わらずのナイスガイで、思わずこちらもほっこりとした気持ちになった。

最速153キロを投げる彼は、現在の所在である豊山GRNサンダーバーズで「マシュー」として登録されている。選手時代に豊山高(国学院大)の名称でプレーしていた通り、彼の記録は今回も注目された。

今シーズン、マシューは168センチ、体重82キロという体格から、今まで最高155キロを記録。その迫力あるピッチングは早い段階からプロスカウトに注目されていた。

そう言えば、高校時代の彼の試合を見るのは至難の業だった。何てったって、ドラフトの制定が厳しくなりがちな今の世、毎年出場できるわけではなかったからだ。

高校時代は徐々に成長痛の苦悩に悩まされ、公式戦での出場はわずか3回。大学ではリーグ戦での出場が終了し、プロ登録を果たした。

トレード先の豊山高の選手たちは、マシューの投球をしっかりと支えていた。彼が投げる度に、人々の目が彼に向かっていく。「東部1部を守るために何ができるか、教えてもらいたい」と請われるマシューの姿は、どこか頼もしく感じられた。

そんな彼が「大学からプロに行く」と語っていたことは記憶に新しい。このことから彼の意志を垣間見ることができる。「またNPBでやりたい」という彼の目は、未来を見据えているように感じられた。

マシューは、スポーツ以外でも高いポテンシャルを秘めている。どんな形であれ、将来の活躍にぜひ期待したい、というふうに思わせる選手である。今後の姿が楽しみでならない。