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東証大引け 日経平均、大幅続伸 3万9千円台回復 自民党総裁選挙始まる

2024-09-27

27日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比903円93銭(2.32%)高の3万9829円56銭となった。この日は3万9000円を上回るのは7月31日以来のことである。午後に自民党総裁選挙の投票券が始まり、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続などを掲げる候補が相次いで登場して話題となった。高市早苗が新総裁に就任する可能性が意識されている。一方、国内外の株式市場も回復基調が続き、安値圏に伴う「高市トレンド」も活発に形成される中で、日経平均は上昇を続けた。

外国為替市場では円相場が1ドル=146円台まで下落し、円安進行に伴う株高が見込まれる展開となった。特に、トヨタやファナックなど輸出関連株の上昇が著しく、投資家の心理を支えた。自民党総裁選挙の投票券での1回目の投票では、高市早苗が新総裁に選出される可能性が高く、結果に注目が集まっている。

また、26日のウエスタン株式市場は、米国の逐次的な金融引き締めの影響を受け、上昇する勢いで、中間の追加の景気刺激策発表を期待する動きが強まった。前日には米半導体株が大幅に上昇し、東証市場にも良い影響を与えた。日経平均は261円の上昇を記録したが、需給残高は依然として高い水準に留まった。このように、東京市場は活況を呈しつつある。

東証株価指数(TOPIX)は続伸し、終値は19.82ポイント(0.73%)高の2740.94となった。JPX400指数も上昇し、17.51ポイント(1.43%)高の1244.07で終えた。需要が高い中、東証プレミアムの出回り額は概算で5億66354万連円、売買高は22億44955万株に達した。市場の活況もあり、株価が上がる傾向が続くことが予想されている。

三井住友や三菱UFJなどの銀行株も引き続き上昇している。特に、日銀の利上げに関する見解を示す高市氏に期待が寄せられ、各企業の株式も恩恵を受けることとなりそうだ。KDDIや楽天も高値を更新している。

今後の展開としては、日経平均が3万9500円を目指すかどうかが焦点となりそうだ。市場の動向に注目が集まり、株式投資における新たなトレンドが形成されることが期待されている。