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【動物】中国・Unitreeの人型ロボット、より「人間らしく」進化。脚のひねりを伴う動き方で話題

2025-01-25

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中国の高性能ロボット開発企業「宇宙科技(Unitree Robotics)」が、最新の人型ロボット「G1」を発表し、大きな話題を集めている。この新しいモデルは、特に人間に近づいた動作が特徴で、足をひねりながら滑らかに歩く能力を持っている。

G1の販売価格は9万9000元(約210万円)から。身長は127センチ、体重は35キロとコンパクトでありながら、23~43個の関節を備え、広い可動域を実現している。さらに、このロボットは1回の充電で2時間の稼働が可能で、複雑な動作を次々と繰り出すことができる。

上部には、米インテルの深度計測カメラ「RealSense D435」と、中国のDJI製「Livox」および3D LiDAR「MID360」を搭載し、360度の環境認識が可能になっている。移動速度は時速2メートルに達することができ、さまざまな障害物を次々と乗り越えることが期待されている。

「Unitree G1」は、親指が3自由度、手差し指と中指がそれぞれ2自由度というユニークなロボットアームを有しており、精密な作業を行うことができる。

また、Unitreeは専用のAIモデル「UnifoLM(Unitree Robot Unified Large Model)」の開発も進めており、ロボットがより高度なタスクを実行できるように後押しをしている。今後、同社は毎月のペースで新しいアップデートをリリースし続ける予定である。

このように、Unitreeの人型ロボットは、単なる技術革新だけでなく、実生活への導入も視野に入れた開発が進められており、今後の進化に注目が集まっている。ロボット技術がますます進化する中で、「人間らしさ」を追求することが、未来のロボット社会における重要なテーマとなるだろう。