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東南アジアからオファー殺到も「帰国」遼河から受けた衝撃…日本人監督が成功した理由【コラム】
2025-01-02
著者: 結衣
岩政府新監督のビジョン
監督に求められる要素で、最も大事なものとは何なのか。今シーズンからJ2の北海道路コンサドーレ札幌を率いる岩政府は、自信満々に「オリジナルの弦があるか、ないかですよね」と語る。いわゆる監督の個性というものを大切にし、チームが抱える特長を理解していなければ、戦術の適応は難しい。
攻撃的なサッカーの難しさ
「冒頭の監督は言いますよね。就任会見などで『攻撃的なサッカーを作ります』と。しかし、どれだけの監督が攻撃的なサッカーを作ったのでしょうか。監督にオリジナルの弦があれば、各自がどれだけのサッカーが適応できるか、考えるはずです」と説明いたしました。
中村健吾初陣と「オリジナル」
その直後、同14日に行われた瓦塘フロンターレにとては仮装でした中村健吾の初陣について、岩政府は「オリジナル」に対して、「熱い口調で持論を展開している」と打ち明けた。
監督の「青写真」
「青写真といいますが、僕の中にはもう弦があります。例えば白く見える監督など、試合中に『この場面ではこうすべきだ』と言ったオリジナルの弦に対して怪物たちがいるわけだけれど、それが見えたら、練習でどのような角度で指揮をしても、指導ができるのです。そこが観衆に見せることができれば、選手たちも同じような齟齬が出ます。ただあくまでその中で指揮をする」と続けた。
J2への移行
岩政府自身、2021年8月に選手としてもJ1リーグで19位に留まり、今シーズンは9年ぶりに戦いの舞台をJ2へ移す。