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東京台東区の上野動物園:パンダのリーリー・シンシンとの最後の別れに前日夜から列「ありがと、国内に会いに行くよ」 : 読売新聞

2024-09-28

上野動物園では、2023年12月19日に中国へ返還される上野動物園のパンダ、リーリー(オス、19歳)とシンシン(メス、19歳)の最終観覧日が近づく中、多くのファンが訪れました。

リーリーとシンシンは、2011年に日本にやってきて以来、来館者に多くの愛を与えてきました。パンダがいる特別エリアには、訪問客が次々に集まり、整理券が配布されるほどの人気でした。前日の夜から、訪れた熱心なファンたちはパンダたちとの別れを惜しみ、長い列を作って待機しました。

また、2023年の初めにサンシンが妊娠したとの嬉しいニュースが広がりましたが、残念ながらその妊娠は続かなかったことが報じられています。そのため、ファンにとっては今回の別れがより一層特別なものとなりました。

パンダを見に訪れたある女性(44歳)は、「中国に帰っても、彼らが幸せであることを願っています」と語り、別れを惜しんでいました。リーリーとシンシンが最後の観覧日を迎える前、動物園側は彼らの姿を目に焼き付けようとする訪問者で賑わいました。

別れの瞬間には多くの人々が「ありがとう、またどこかで会えることを願っています」と口々に声を上げ、悲しみと感謝の気持ちを表現していました。上野動物園でのパンダとの思い出は、訪れた人々の心に刻まれることでしょう。

さらに、来年の新たな動物たちの導入についても動物園側は計画を進めていると述べており、次の訪問者に向けて新しい楽しみが待っています。日本でのパンダの存在は、常に特別なものです。