東京メトロの新プラン

東京メトロは12日、70歳以上の都民が公共交通機関を利用できる「シルバーパス」の販売価格を、新年度から4割引で提供することを決めた。具体的には、有効期間が1年のものが、現行の12万5千円から11万2000円に引き下げられる。

施策の背景

高齢者の負担軽減を図るために実施されるこの施策は、2019年に始まった。都の委託を受けた東京バス協会が販売し、購入した高齢者は都内の路線バスや都営地下鉄を利用できる。

低所得者への影響

低所得者への販売価格（11,000円）は変更されない。また、最近の年間発行枚数は約110万枚を記録しており、そのうち低所得者以外の発行枚数は約110万枚であった。

高齢者の動向

都の70歳以上の人口は約12,500人に上り、高齢者の健康増進や医療費の軽減が期待されている。都議会の公明党が引き下げを要望しており、都が検討していた施策である。

今後の期待

今後、この施策を通じて高齢者の移動の自由度が増すことから、東京の公共交通機関の利用が促進されることが期待されている。